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世田谷記念病院で働く〝ひと〟vol.1

手術室看護師を辞めようと思った
僕が考えたこと 看護師:
金澤 佳一郎

 「僕は世田谷にくる前、地元北海道の急性期総合病院手術室看護師として5年半勤務していました。たまたま入職して配属されたのが手術室だったということもあり、5年半の間に院内全ての手術に関わることができました。当時の先輩からは「3年働いて一人前」とよく言われていたため、夜間に発生する緊急手術の対応も含め日々研鑽を積み、院内で行われるあらゆる症例を経験させてもらいました。

転職のきっかけは、家庭の事情が大きいです。わけあって家族全員が揃って東京へ上京しないといけないということになりました。それまで何度か転職を検討する機会はありましたが、この機会に思い切って転職をしよう、と決意しました。

 これは僕の価値観なのですが、男って生涯働かないといけないと思っていて。
今後も長く看護師として働いていくためには、手術室以外にも経験を積まないといけないと思ったんです。急性期での勤務経験もあって、新たな勤務先ではあらゆる選択肢から〝患者さんひとりひとりときちんと向き合うことができる病院を探していました。」

 

手術後の患者さんはどうやって自宅復帰しているかわからなかった

(じつは最初は)「病院の社食が院内で調理された温かい給食であること(世田谷記念病院には院内に直営の厨房が設置されている)、また無料の保育園があることなど、北海道から上京してくる僕にとっては、手厚い福利厚生があることがとても魅力に感じ、世田谷記念病院に応募させていただき、無事採用となりました。

しかし、入職後すぐに回復期リハビリテーション病棟で勤務することになり、発見がありました。僕は今まで、手術をしたあとの患者さんが、そのあとどうやって自宅へ帰っていくのか全く分からなかったんです。でも、回復期リハビリテーション病棟にきてから、リハビリをして元の生活に戻っていく患者さんをみることができて、とても感動しましたし、関わっている患者さんが目に見えて元気になっていく姿を見るととてもやりがいを感じました。」

回復期リハビリテーション病棟での1年間の勤務の後、2年目からは地域包括ケア病棟へ異動となりました。世田谷記念病院は他院と比較すると「離床」に関する取り組みにとても力を入れていると思います。地域包括ケア病棟ですと状態によっては寝たきりの患者さんもいらっしゃいますが、患者さんが意欲的に身体を動かすことを支援できる環境が院内にとても多いことに驚きました。退院時に患者さんが本当に良くなって退院される姿を見ると、時には担当ではない患者さんでさえも、嬉しい気持ちになります。」

患者さんが内に秘める想いを汲み取れる看護師へ

患者さんが入院生活を送っていく中で日々不安を抱える中、病棟の看護師が患者さんの想いをいろいろ引き出すことができる。患者さんが内に秘めていることを医師の診療にも役立てることができる。時にはその人の価値観や生活背景などを踏まえ、より希望に沿った対応ができる。やりたいことをやるのではなく、地域や患者さん、患者さんのご家族の期待に応えようとされる〝誰かのために頑張れる人〟と一緒に働いていきたいです。」

1日のスケジュール

8:45 出勤
9:00朝礼
情報収集、全体申し送り
9:15情報収集、夜勤者からの個別申し送り
ペアとの情報共有・業務調整
9:30ラウンド・患者さんへ挨拶
環境整備
バイタルサイン測定
排泄・清潔ケア
10:00処置、検査案内
おやつ提供
11:00集団リハビリ案内、離床見守り、記録
12:00昼食介助、口腔ケア
休憩1時間
13:00排泄ケア
14:00多職種合同カンファレンス
自主トレーニング支援
残務申告・調整
15:00集団リハビリ案内
おやつ提供
16:00記録
16:30夜勤者への申し送り
環境整備
16:50終礼
17:00終業