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地域との関わり

「得意」が誰かの喜びに。職員向けのクリスマス&大忘年会を開催しました @2Co HOUSE

2025年も残すところあとわずかとなりました。 世田谷記念病院では、12月24日と26日の2日間にわたり、職員向けのクリスマスイベントおよび大忘年会を開催しました。

今年の会場は、当院の「2Co HOUSE(ニコハウス)」。 12月24日のクリスマス・イブには、ハロウインに引き続き、有名コーヒーチェーンのコーヒーとアップルパイ屋さんのケーキが振る舞われ、多くの職員が束の間の休息を楽しみました。そして26日の大忘年会では、職員のお子さんも参加し豪華景品をかけたチーム対抗ビンゴ大会などが行われ、会場は大きな熱気に包まれました。

しかし、今回のイベントで最も輝いていたのは、「職員が自らの『得意』を活かして、みんなを楽しませる姿」でした。

■ 「楽器ができるので、演奏会がしたいです」

会場となった「2Co HOUSE」は、単なる休憩室やイベントホールではありません。 ここは、「じぶんを生きる を みんなのものに」という病院の理念に基づき、職員が医療職としての知識や、個人としての特技を活かし、患者さんや地域の方々、そして仲間のために活躍できる場所です。

今回の大忘年会では、まさにこの精神を体現する出来事がありました。 イベントの企画段階で「何かやりたいことはありますか?」とアンケートをとったところ、5階病棟の看護師である金子さんが、こう手を挙げてくれたのです。

「趣味でクラリネットアンサンブルをやっているので、仲間を呼んで演奏したいです」

その提案は見事に実現しました。 当日は、金子さんが所属する一般吹奏楽団「川崎ウィンズ」の仲間たちが駆けつけ、素晴らしい演奏を披露。プロ顔負けのクラリネットの音色が会場を包み込み、日々の業務に励む職員たちの心を癒やす、特別な時間となりました。

■ 「好き」や「得意」が、誰かの力になる場所へ

世田谷記念病院の「2Co HOUSE」は、医療者としてはもちろん、職種や役割といった垣根を越え、一人ひとりの「その人らしさ」が誰かの役に立つ、そんな場所を目指しています。

今回の演奏会のように、職員の「特技」が仲間の笑顔になったり、医療現場でのふとした気づきが患者さんの生活を豊かにしたりする。 「じぶんを生きる を みんなのものに」。 私たちはこれからも、この場を通じて、医療だけにとどまらない多様な価値を創造し続けていきます。


【川崎ウィンズ(Kawasaki Winds)】
1986年に川崎市内の有志によって結成された、地域に根ざした一般吹奏楽団です。 「仕事や生活で忙しくても、大好きな楽器演奏を続けていきたい」という想いを持つメンバーが集まり、川崎市を拠点に活動しています。
Webサイト: https://kawasakiwinds.ivory.ne.jp/


【クリスマス】

選べるケーキは全部で3種類
職員の声を元に今後できることを検討中

【大忘年会】

川崎ウィンズのみなさん
会場から応援のメッセージ