第20回平成医療福祉グループ学会に参加しました
2025年9月27日(土)、平成医療福祉グループの「第20回グループ学会」が、NBFプラチナタワー16階およびメタバース会場にて開催されました。
(特別講演)部門別セッション
リハビリテーション部
帝京平成大学 健康メディカル学部 理学療法科 准教授
芳野 純先生
リハビリテーション部の部門別セッションでは、帝京平成大学 健康メディカル学部 理学療法科 准教授の芳野純先生をお招きし、「学びを共に創る現場づくり」をテーマにご講演いただきました。芳野先生からは、学習者と指導者が協働しながら教育をつくり上げる「コ・クリエーション」の考え方や、現場の実践共同体を通じて成長を支える仕組みについて紹介がありました。特に、失敗を恐れず挑戦できる「心理的安全性」の重要性、そして一人ひとりの主体的な学びをどう育むかという具体的な視点が語られました。講演後は参加者からも「日常の教育の在り方を見直すきっかけになった」との声が多く聞かれ、実践に直結する学びの時間となりました。
看護部
東京大学特任研究員
恩蔵絢子先生
看護部の部門別セッションでは、外部講師として東京大学大学院特任研究員であり、認知症の母を長年介護したご経験を持つ脳科学者・恩蔵絢子先生をお招きしました。
テーマは、「その人らしさは、言葉の奥に生きている 〜認知症と感情、そして“立ち会う看護”〜」。恩蔵先生からは「認知症になっても人には“その人らしさ”が残されている。娘の名前を忘れても最期まで「母は母だった」と、ご自身のご経験を踏まえ、脳科学者の視点から認知症の方にどう向き合うか、というお話をいただきました。その後、当グループ看護部スタッフも踏まえたパネルディスカッションも行われ、参加者・視聴者にとって貴重な学びの場となりました。
当院からの発表演題
当院からは看護師・セラピスト・管理栄養士など8名が登壇し、
・「とどまらないHMW、総診の将来展望」
・「病院での全人的ケアの取り組み」
・「地域包括ケアの実践」
など、多岐にわたる臨床研究を発表しました。
優秀演題受賞
閉会式では、全発表の中から12名に優秀演題が授与され、当院からは以下の2名が受賞しました。
・リハビリテーション部 理学療法士 エリア部長 長谷川
「回復期リハビリにおける6単位以上の有効性:運動FIMでの検討」
・栄養部 管理栄養士 阿出川
「経管栄養患者における下痢発生率と栄養剤の関連」
このたびの「第20回平成医療福祉グループ学会」では、多くの気づきと学び、そして仲間との新たなつながりを得ることができました。
今回得られた知見と交流を、今後の医療・介護・福祉の現場にしっかりと活かし、患者さま・ご利用者さまにより良いケアを提供できるよう努めてまいります。
次回の学会でも、さらに進化した取り組みをお示しできるよう、スタッフ一同挑戦を続けてまいります。




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