【レポート】「地域共生社会」について講演@あんしんすこやかセンター等々力

2025年7月、あんしんすこやかセンター等々力の多職種連絡会に参加し、当院リハビリテーション部スタッフが登壇いたしました。「地域の人々が互いにつながることによる“安心”と“生きがい”の共創」をキーメッセージに、病院や組織の壁を越えて地域とゆるやかに関わり続ける大切さを共有しました。
約60名の方が参加したグループワークでは「自身が地域とのつながりを、どんなことで生み出すことができると思うか?」というテーマで議論しました。その中で「退院後にどこへ相談したらよいか分からない」「支援を受けるべき人があふれている」「そもそも地域の情報が届かない」といった声があり、人と地域をつなぐ役割の必要性を改めて確認する時間となりました。


一方で、「近所のコンビニや郵便局で気軽に介護などの相談ができれば」「歯科医との連携」「音楽好きの多い世田谷で音楽イベントを」など、ユニークかつ奇抜なアイデアもいくつか出てきました。終了後のアンケートでは、「すぐに実現することは難しくても、意見を出し合い共有することで実現につながると思った」「地域の事業所として何ができるだろうと振り返るきっかけになった」といった声も寄せられました。
まずは一人ひとりが、つながりを生むために、また地域の様々な“孤立”状態を減らすために何ができるかを考え、共有することが大切だと改めて感じました。


私たち世田谷記念病院は、病院という壁を越えて、「野毛エリア」だからこそできる、「安心」と「生きがい」を地域住民の皆さまと共創することを目指しています。
野毛・世田谷の“つながり”をつくるために何ができるか、私たちと一緒に考えてみませんか?
世田谷記念病院では、2Co HOUSE(ニコハウス)という地域のハブとなるような『コミュニティスペース』を運営しています。地域の緩やかなつながりを育む活動にご一緒していただける方や団体を募集しています。ぜひお気軽にご相談ください。