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病院からのお知らせ

当院での新型コロナウイルス感染患者発生のお知らせ (第2報)

経緯について

8月5日に当院4階病棟に入院中の患者様1名において発熱症状があり、新型コロナウイルス検査(抗原検査)で陽性となりました。患者さんは同日中に新型コロナウイルス対応病院に転院されました。

院内での現状について

新型コロナウイルス感染が発生した4階病棟の患者様とスタッフ全員のPCR検査を実施いたしましたが、8月12日に結果が出揃い、全員の陰性が確認されております。

今回の新型コロナウイルスに感染した患者様は当院に長期間入院している方でした。したがって入院前から感染していたということは考えにくく、院内での感染が疑われています。

今回のPCR検査による新たな陽性者は見つかりませんでしたが、今回の検査とは別に、4階病棟のスタッフで8月5日にPCR陽性となった者が1名確認されております。

当該スタッフは8月1日に味覚障害を自覚したため、8月3日にクリニックを受診してPCR検査を実施、5日に陽性が確認されました。
 
報告を受け院内で調査しましたが、当該スタッフは7月30日〜8月5日までの間、休暇により出勤しておりません。国立感染症研究所の濃厚接触者の定義であり感染力があるとされる発症前2日以降の当院への出勤はなく、院内での濃厚接触者はいないと判断されたため、当該スタッフの出勤停止による対応としておりました。

しかしながら、現在得られている情報から判断するならば、当該スタッフの場合、感染力があるとされる発症2日よりさらに前から実は感染力を持っており、院内で患者様に感染が及んだと考えられました。このため、下記のような追加の対応を行ったところです。

追加対応および8月7日から8月19日までの診療体制について

保健所とも協議し、通常の調査期間よりさかのぼった7月26日以降で当該スタッフと接触のあった患者様とスタッフを特定し、さらに徹底した病棟内ゾーニング(エリア分け)を実施するとともに、追加でPCR検査を行うことになりました。8月11日時点で、追加のPCR検査においても全員の陰性が確認されました。

4階病棟に関しては、上記期間の入院の受け入れを中止いたします。3階および5階病棟、および外来診療、訪問診療、訪問リハビリテーションについては特段のリスクはなく、保健所とも協議した結果、病棟内ゾーニングを含め、感染対策を徹底したうえ、通常通り運営させていただきます。

今後も徹底した感染対策を行った上でサービスを提供させていただきます。患者様およびご家族様にはご心配をおかけして申し訳ありませんが、何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
また何か新たにお伝えすることができましたらその都度ご連絡させていただきます。

当院での新型コロナウイルス感染患者発生のお知らせ(第1報)

世田谷記念病院
院長 武久敬洋