東京都看護協会の東京都ナースプラザが主催する「一日看護体験実習」に当院もご協力をさせていただきました。東京都ナースプラザでは都内の医療機関と協力をしながら都内在住、または在校の中学生、高校生、社会人を対象に、医療機関における簡単な模擬看護体験などを通して医療機関や実際の看護の現場に対する関心や理解を深めていただき、学生の進路選択の一助とすることを目的にこういった体験実習を行っております。　今年度は当院含め、170箇所以上の都内医療機関の協力のもと開催の運びとなったようです。　

　先日当院で開催された体験実習では、学生が患者さんへの対応や処置の現場に同行し、実際に血圧や酸素飽和度を一緒に測定するなど、1日を通して病棟の実際の現場の様子を目の当たりにされました。

　実際に今回の実習に参加された学生のお一人からは「実は自分の母が看護師で、体の弱い姉や妹の看病をする様子を見ていくうちに、“ 看護師 ”という仕事に興味がわき、段々と私も看護師になりたい…と思うようになりました。今回の体験実習で普段は入ることができない病棟の現場まで足を運び、実際の患者さん対応にも関わらせていただくことができ、大変貴重な経験となりました。」と感想をお話しされました。

　2025年問題や労働生産人口が推移していく背景で看護師の働き方も多様化が進んでいきますが、当院のようなリハビリテーション病院で患者さんお一人お一人の想いを汲み取り、在宅復帰支援に関わっていく看護師もますますその役割の重要性が増してくるかと思われます。

　当院では継続して今回のような実習の方をお受け入れをしていきながら、未来の人材育成にも及ばずながら努めてまいります。