新着情報 News

世田谷ニュース

AED「Automated External Defibrillator」講習会を開催しました

新年度をむかえ、院内にて全職員を対象とした*AED講習会を行いました。

*AEDとは「Automated External Defibrillator」の略で、日本語では「自動体外式除細動器」と言います。 簡単に言うと「電気ショックができる器械」です。 心臓が止まってしまった方の胸に装置を装着し電気刺激を与え、心配蘇生を図るための医療機器です。 機器には心臓の状態を自動で判断できる機能が備わっています。 

 当院では、看護師やリハビリのスタッフ等の第一線の職員だけではなく、院内の全ての職員が “ 誰が、いつ、どこで、何が、あっても状況に対応できるよう ” に医療安全管理委員会を中心に研修を定期開催しております。

 総務省が公表している資料によると、2021年中の119番通報してから救急車が現場に到着するまでの時間は全国平均で約9.4分かかっており、この数分の間に救命処置を行うかどうかが傷病者の救命率を大きく左右することがうかがえます。
 救命処置に用いるAEDは、誰でも使用できるように設計されており、音声によって使用方法や手順を説明してくれます。しかし、実際の救命の場面では気が動転してパニックになってしまうこともあるため、知識があるのとないのとでは状況が異なります。当院では院内のすべてのスタッフがAEDの使い方や手順を身に着けておくことで、院内外において、いざというときに落ち着いて救命処置を行えるよう、どんな時も地域のみなさまのお役に立てるよう、日々努めて参ります。