当院の取り組み What we do

短期間の入院で、症状に応じた集中的なリハビリテーションを提供します

ご自宅で生活する中で、「転びやすくなった」「むせ込みが増えた」「身の回りの動作が難しくなった」などの問題が生じることがあります。目的別リハビリテーション入院は、そのような症状の進行を予防するとともに、身体機能・生活機能の向上を目的に、短期間の入院で集中的にリハビリテーションを行います。また、介護サービスなど社会資源の紹介や、生活リズムの再構築など、新たなご提案を通じて、より長く在宅での生活ができるよう支援していきます。

歩行改善コース

最近転倒しやすくなったなど、歩行でお困りの方を対象に集中的なリハビリテーションを行います。歩行中の筋肉の活動を測定する専用機器での歩行評価や、電気刺激療法も必要に応じて実施します。現在使用している装具の修正や修理、新しい装具の作製をご希望の方も、同時に対応いたします。

入院期間の目安: 2~4週間

痙縮改善コース

脳梗塞の後遺症により、手足の痙縮でお悩みの方を対象に実施します。外来診療で専門医のもとボトックス注射を打ち、2週間の入院により、上肢は作業療法士、下肢は理学療法士を中心に集中的なリハビリテーションを行い、痙縮の軽減を図ります。

入院期間の目安: 2週間

嚥下改善コース

食事が飲み込みにくい、最近むせ込みが増えた、と感じられる方を対象に、飲み込みの検査を行います。その後、集中的なリハビリテーションと、適切な食事形態の提案や栄養指導を行い、ご自宅でも安全に食事摂取が行えるようサポートします。

入院期間の目安: 1~2週間

排泄改善コース

失禁やトイレ動作でお困りの方を対象に実施します。排泄に関わる骨盤底筋群の強化や、ズボンやパンツの上げ下ろし、清拭、パットの交換、便座からの立ち座りなどのトイレ動作練習を行い、改善を図ります。一人ひとりの排泄パターンに応じた排泄プログラムを実施するほか、ご自身の骨盤底筋群の収縮度合いを実際に見ることができるバイオフィードバック機器を活用し、効率的な強化を図ります。

入院期間の目安: 1~2週間

高次脳機能障害対策コース

脳梗塞や脳出血などの後遺症により、集中力低下や物忘れ、言葉の出にくさなどでお困りの方を対象に、詳細な検査とリハビリテーションを行います。高次脳機能障害のために買い物や公共交通機関の利用が難しいなど、日常生活上の問題点を把握し、その対応方法について提案します。退院後は外来や訪問リハビリで継続的にフォローし、必要があれば各地域の保健センターなどと連携して対応します。

入院期間の目安: 1~2週間

復職支援コース

脳梗塞や脳出血などの後遺症で復学や復職にお困りの方を対象として、詳細な検査と、復学、復職の内容にできるだけ対応したリハビリテーションを行います。必要に応じて学校や職場との面談に関わり、各地域が運営する保健センターと連携し復職のサポートを行います。

入院期間の目安: 1~2週間

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