当院の取り組み What we do

麻痺した手足の機能回復を支援します

脳卒中後の手足の運動麻痺により日常生活に支障をきたすことが多く見られます。
当院では電気刺激やボトックス療法などを行い、運動麻痺に対して、患者さんの状態に合う治療を積極的に行っています。

徒手による促通訓練

麻痺した手足を少しでも自分で動かせるように、重症度や回復状況に合わせた機能訓練を行います。適切な運動を反復して行うことで、神経経路の改善を目指します。リハビリテーション以外の時間を有効に活用し、より促通効果を上げるためにリハビリスタッフが自主トレーニング方法を指導します。

電気刺激を使用した促通訓練

重度の運動麻痺の場合は筋収縮がまったく見られないこともあります。その場合は促通訓練に合わせて電気刺激療法を行います。動かない筋を支配している神経に直接刺激を入れるため、より効果的な結果が期待できます。

ボトックス療法

ボトックス療法は脳卒中の後遺症により、手足の痙縮(けいしゅく)でお悩みの方を対象に実施します。痙縮は悪化すると本来の運動を妨げ、関節の痛みや変形を来し日常生活に大きく影響するため、早期から予防や治療を行う必要があります。専門医のもとでボトックス注射を打ち、上肢は作業療法士、下肢は理学療法士を中心に集中的なリハビリテーションを行い、痙縮の軽減を図ります。

  • 脳卒中の後遺症でみられる障害の一つ。筋肉が緊張しすぎることで、手足が動かしにくい、または勝手に動いてしまう状態。

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