第11回 献立・調理コンクールにて当院が第1位を獲得しました!
テーマは「まごわやさしい」
当グループでは、グループの献立・調理の質向上を目的に、各病院・施設の代表者が、テーマに沿ってオリジナルの献立で腕を競う「献立・調理コンクール」を毎年開催しています。
例年、書類審査による予選を経て、全国から各チームが一堂に会して決勝が行われていましたが、昨年度より新型コロナウイルス感染拡大予防のため、決勝の会場を関西と関東に分けて開催。それぞれの会場でエリアごとの1位を決定していきます。
今年の一次選考は6月、最終選考が10月26日に都内にて開催されました。
今回のテーマは「まごわやさしい」を取り入れた献立を提案し競いました。
※まごわやさしいとは、日本の伝統的な食材の頭文字を合わせた合言葉。
「まめ、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、いも」を指します。
患者さんにおいしく食べてもらいたい。
わたしたちができることとは
今回のコンクールに出場したのは、調理師の佐藤さんと管理栄養士の鹿野さん。
佐藤さんは管理栄養士としても活躍していた経歴があり、鹿野さんは当院1年目の管理栄養士。
今回の役割は献立づくりは佐藤さん、栄養価計算は鹿野さんが行ったそうです。
決められた食材で献立を考えるのはもちろんのこと、食べるときの季節なども考慮し、検討を進めていったといいます。
当初の検討案(管理栄養士 鹿野さんのメモ)
そして佐藤さんと鹿野さんは
「患者さんに食事をおいしく食べてもらいたい。そのためには手間がかかっても手間を惜しまずつくり、一人ひとりに合った食事を届けていきたい」と話します。
今回のいなり寿司も一つ一つ詰める手間がかかりますが、他の小鉢で工程を調整したとのことです。
デザートは思案段階では「抹茶のかき氷風ゼリー」を提案しましたが、色合い的に「目で見ても美味しいもの」を検討することに。ブルーハワイのシロップを使った、爽やかでしゅわしゅわするフルーツポンチになりました。
ほかにも目に見えない小さなことまで検討をすることで、より良い献立をつくることができ、優勝を獲得することができました!
「生きることは食べること」
当院の栄養部の特徴とは
当院は自営で患者さまの状態や好みにあったお食事を届けることが特徴的な病院です。
お食事もご家族が作られたご飯が食べたい患者さんには、病態によって主治医や言語聴覚士と相談のうえ、食べやすいように柔らかさ等を調整して届けることもしています。
さらに退院後も継続できる食事支援をさせていただいております。
施設に退院される方の場合は、事前に施設と連携しその後も施設で継続できる食事内容に調整させていただくようなケースもございます。加えて、当院ではご自宅の患者様向けの訪問栄養指導もおこなっており、退院後の生活までサポートできます。
いつもおいしいお食事を届けてくださる栄養部の皆さん!おめでとうございました✨
審査の様子
調理中